
異業種から社労士に転職したまりもです
社労士事務所の採用に応募したときに、驚いたことがあります。
それは、企業側から
来週実技試験を行います。
所要時間は1時間程度です。
と突然連絡がきたことです。



じ、実技試験!?
聞いてないよー
採用ステップに実技試験なんて一言も書いていなかったので焦りました。
今回は、私が社労士事務所の採用で経験した、実技試験の内容と事前対策を紹介します。
ちなみに私はこの実技試験は通過することができました!
社労士事務所実技試験の事前対策
実技試験の存在を知り、まずは社労士業務で何を求められるかを考えました。
そこで私が出した答えは、
- 給与計算スキル
- エクセルの関数知識
です。
理由は、採用欄に
- 給与計算の実務経験者優遇
- 求めるスキル:関数知識
と書いている企業が複数あったためです。
そして、給与計算は関数知識があればできると考えたため、社労士で使用する関数を中心に準備をしました。
「社労士」「エクセル関数」「実務」といったキーワードで検索すると、よくまとめられたサイトが複数あるので参考にしてみてください。
社労士事務所実技試験の内容
私の場合、実技試験はリモートで自宅から実施する形式でした。
試験開始時間にメールでエクセルが送られてきて、1時間後に提出するというもの。
実技試験は、
- 給与計算を含むエクセルの課題
- ブラインドタッチ
の2つでした。
給与計算を含むエクセルの課題
エクセルの課題内容は、実務で給与計算をする際に必要になる課題でした。
具体的には、エクセルで複数のシートに勤怠情報が記録されており、
- 勤務日数を合計する
- 通常勤務量を合計する
- 残業の合計をする
- 深夜業の合計をする
- 交通費を合計する
- 勤務時間を見やすい表示形式に変更する
- フィルターをかけて勤務日数を並べ替える
- 複数のシートを1つにまとめる
- 複数のシートには同一人物が含まれるので、同一人物に記号をつける
という内容でした。
エクセル課題で必要な知識
この課題で私が使用した知識は、
①~⑤ ⇒ SUM関数
⑥ ⇒ 表示形式をユーザー定義の[h]:mmにする
⑦ ⇒ エクセルに備わっている通常のフィルター機能
⑧ ⇒ VSTACK関数
⑨ ⇒ COUNTIF関数
です。



リモート試験だったので、調べながら解くこともできました
ブラインドタッチ
ブラインドタッチは、指定されたサイトでブラインドタッチを実施し、結果のスクリーンショットをメールで送るというものでした。
私が実際に指定されたのは、腕試しレベルチェックというサイト。
スコア結果はA(正答率97%)でした。
ブラインドタッチはテスト形式に慣れるという意味でも、数回上記のようなサイトで試してみたらいいのではないでしょうか。
まとめ:実技試験対策は1週間でできた
実技試験に向けて準備できる期間は1週間しかありませんでしたが、無事に実技試験を通過することができました。
特に時間がない方は、社労士の実務で使用するエクセル関数を中心に学ぶことをおすすめします。
私が受けた実技試験では出ませんでしたが、「VLOOKUP関数」も知っていた方がいいそうです。
(実技試験後の面接で聞きました)
社労士事務所の採用試験を受けられる方の参考になれば幸いです。